18きっぷ期間のシルバーフェリーは激混み!でも楽しい【最東端の駅「東根室」に行こう③】
八戸と苫小牧を結ぶ「シルバーフェリー」は青春18きっぷの鬼門である津軽海峡、函館~長万部間を通ることなく 東北と北海道を移動できるとあって18きっぱーに人気です。
ですが人気な分混むのも事実です。今回は青春18きっぷ期間中の「シルバーフェリー」の混みぐあいを紹介します。
(八戸港にあったシルバーエイトの模型)
シャトルバスが便利です
今回乗船した船は前日の22:00八戸港発、翌日の06:00苫小牧西港着のシルバーエイトです。このシルバーエイトの出発に間に合うようにシャトルバスが出ています。
八戸市営バスでフェリーターミナルに行くこともできますが、直接乗り入れないためシャトルバスに乗ることをお勧めします。
本八戸駅のバス停です。バスは満席+立ち席が出るほどで、荷物も大きいのでかなりの混雑です。
八戸港フェリーターミナルの到着時刻が21:05と推奨到着時刻より遅いですが、全く問題なくゆっくり手続きできます。
乗船手続きは混む!
シャトルバスで八戸港フェリーターミナルまで来ました。ここで乗船手続きをします。
申込書と乗船名簿を記載して列に並びます。1折れするぐらいの列で自分の番が来るまで30分ぐらいかかりました。支払いはクレジットカードにも対応しています。
2等の個室を希望したところ、すでに埋まっているとのこと。代わりにドライバーズルーム(トラックドライバー向けの個室)を手配されました。
フェリーターミナルの1階に売店も併設されています。足りないものやお土産を買っておきましょう。
いよいよ乗船
ボーディングブリッジで船に乗り込みます。今回乗船する船は「シルバーエイト」です。苫小牧までの所要時間は約8時間。
錨を揚げて、出港です。船は満席! 「席の変更はできない。」との案内がありました。
八戸港の照明の光がどんどん小さくなっていきます。これから外海にでて苫小牧を目指します。苫小牧に近づくまで携帯の電波は通じません。
外海に出ると結構揺れます。八戸から北へ真っ直ぐ突っ切るルートをとります。
船の設備はどんな感じか
船室
通常の2等船室は雑魚寝スタイルで、コンセントはありません。
個室船室はベッドとデスクがあり、コンセントも備え付けられています。窓のある個室とない個室があるので注意が必要です。
繁忙期では個室を選ぶと 普通の客室ではない、ドライバー用の客室に案内されることがあります。
浴場
船内には浴場もあります。8人程度が入れる浴槽があります。船が揺れ、窓に波が打ちつける中、入るお風呂も乙なものです。
オートレストラン
自販機コーナー(オートレストラン)には軽食や飲み物の自動販売機、電子レンジ、ポットなどがあります。
テーブル席と充電できるカウンター席があります。2等の雑魚寝の人が使える唯一のコンセントなのでかなり混みます。
苫小牧港へ入港!
午前6時ごろ 苫小牧港が近づいてきました!
乗船したのは8月中頃でしたが、上着で出るには少し寒かったです。
午前6時 苫小牧西港フェリーターミナルに接岸しました。
夜の寝る時間に移動できたということで、時間を有効利用している感じがあります。
6:30発の道南バスの苫小牧駅行きに乗って苫小牧駅に向かいます。
まとめ
シルバーフェリーを利用することで 18きっぷ旅の難しい区間を通ることなく北海道に渡ることができます。
フェリーの設備としては軽食の自販機の設備など一般的なフェリーといった感じで、特段クオリティが高いものではありませんが、鉄道旅の中に船旅を追加してみるというのも良いのではないでしょうか。
次回の記事はこちらです。