ノートPCでもOK!Folding@homeで新型コロナウイルス解析に協力しよう!
2019年11月から流行が始まったCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)は世界中に感染が広がり、全世界の感染者数は3月30日時点で746,178人に上っています。
日本ではマスクやトイレットペーパー買い占め、外出自粛にもかかわらず感染者数が増加する傾向にあるなど厳しい状況にあります。
この状況の中で私たちにできることは外出自粛、3つの密空間を避けること、手洗いを徹底することぐらいです。
ですが、この世界が危機的状況にあるいま 貢献できることはないかと探していると
コロナウイルスを個人のパソコンを用いて解析するプロジェクトがあるらしい!
Folding@homeとは?
FoldinFolding@homeは 世界中にある個人のパソコンで計算を分担してスーパーコンピュータの代わりにする分散コンピューティングという技術を用いて、アルツハイマー病、癌、エボラなどの解析をするプロジェクトです。
Intel、nvidia、google、AMD ASRock、GIGABYTE など名だたるPC関連のメーカーが支援をしているようです。
今回、COVID-19の感染拡大を受けて新型コロナウイルスの解析をおこなうプロジェクトが進行中です。
Folding@homeの導入方法
まずFolding@homeのサイトに飛びます
START FOLDINGをクリック。
インストールをします。
ダウンロードが完了したらインストールをすることになりますが、デフォルトの設定のままで使えるのでagreeかnextのボタンを押し続けるだけで大丈夫です。
管理の方法
Folding@homeはWindowsの場合タスクバーに常駐しています。
アイコンを右クリックしてWeb Control(ウェブ版)あるいは Advanced Control(アプリ版)を選択します。
これがWeb版のコントロール画面です。
- I suport research fighting
解析するプロジェクトの種類を選びます。(新型コロナウイルスはAny diseaseを選択)
- When
解析を行う時間を選びます。
While I`m working は常に解析。
Only when idolはアイドル時のみに解析をします。
普段はOnly when idolに設定しておくのがいいと思います。
- Power
PCの性能をどの程度解析に割り当てるかを選びます。
WhenのところでWhile I`m working 設定をして解析をしていると、通常のPC動作に問題が出ることがあります。
Lightは普段と変わらず Mediumはたまに重くなる程度 Fullだともっさりしてくるかなといった程度。
- START、STOP FOLDING
解析の開始、停止ができます。
アプリ版のコントロール画面もあります。そちらのほうが実際に解析をしているようで気分はいいです。
Selected Work Unit のProject に自分が今やっているプロジェクトが書いてあります。
下のページで確認可能です。
プロジェクトは複数あり、自動的に割り振られます。
現在は新型コロナウイルスに優先的に割り振られるようですが...
どうやら新型コロナウイルス(SARS2-nCov-2)の研究プロジェクトに割り振られたようです。
以前やったときは2003年のSARSウイルスの研究に割り振られました。
チームを組んで解析対決
解析への貢献度のランキングや自分でチームを作るチーム制度(もちろんチームに入らずに個人で解析することが可能です。)が導入されており、ちょっとした解析対決ができます。
こちらには解析の個人またはチームのランキング、参加者のCPU、GPUのメーカーといった情報が掲載されています。
使ってみての感想
ただ家にいて外出自粛というだけでなく、このFolding@homeを通じて新型コロナウイルスの解析に参加することができます。
しかし電気代が(特に常時解析する設定だと)かかります。そこが少し悩みですが、それでも全然やってみる価値はあると思います。
家で世界の危機に立ち向かう
外出自粛で外に出て...といったことが難しいいま、家にいることが多くなります。
家ではゲーム、アニメや映画ぐらいしかやることが無いと思ってしまいますが、決してそんなことはありません!
家にいながら世界の、人類の危機に立ち向かうことができるのです!