北朝鮮のラジオ「朝鮮の声放送」の周波数は5つ 11,865KHzが聴きやすい
発展著しいアジアの中で特徴的な国があります。その名は「朝鮮民主主義人民共和国」。北朝鮮です。なかなか行くことのできないそんな北朝鮮について少し身近?に感じてみようということで、今回は北朝鮮の公式海外向けラジオ放送「朝鮮の声放送」を聴きます。
「朝鮮の声放送」の周波数、時間帯は?
周波数
「朝鮮の声放送」は複数の周波数で放送をしています
中波(AM)
621KHz、
短波(SW)
3,250MHz、6,070KHz(夜放送のみ)9,650KHz、11,865KHz
ちなみに中関東某県の我が家では短波(SW)9,750KHz、11,865KHzでは受信できましたが、それ以外の短波は受信できず、中波(AM)621KHzも受信できませんでした。音質は11.865KHzのほうが良いです。
受信環境は場所による差が大きいので何とも言えませんが、我が家では西の方向に向けると感度が高くなります。
放送時間帯
朝:06:00~09:00
夜:16:00~22:00
06:00~09:00、16:00~22:00の2つの時間帯に放送されます。しかし、ずっと放送し続けるわけではなく毎時00分~50分 同じ内容を朝は3回、夜は4回繰り返します。なのでその時間帯の放送1回聞けばそれで全内容を聴いたことになります。
さっそく聴いてみよう
今回使用したラジオは朝日電器のワールドラジオです。
AM、FMだけでなく航空無線、短波、長波が聴ける高機能なラジオです。5,000円程度でいろいろ受信できるので便利です。
今日の放送内容をまとめてみる
「朝鮮の声放送」の基本的なスタイルは、ニュースを放送した後音楽を何曲か流すというスタイルです。
5月23日 夜
放送開始
インターバルシグナル(金日成将軍の歌)
「朝鮮(チョセン)の声放送です。朝鮮の声放送です。」
北朝鮮国歌『愛国歌』
ニュース
灌漑施設が整備された
総合病院の建設が進む
音楽
リスナーからのリクエスト曲などが5曲ありまして...
最後に
放送時間と周波数の説明があり
「では皆さん、次の放送時間までごきげんよう。こちらは平壌です。」
の言葉で1回の放送が終わります。
普段だと金正恩を讃える外国の団体のイベントや書籍なんかについてニュースで伝えられることがあったりしますが、今回はありませんでした。
ついでに他の国の日本語放送を聴いてみる
北朝鮮以外にも日本語放送をしている国が結構あります。中国、韓国、台湾は当然ですが、モンゴルやタイ、ベトナムなどもおこなっています。というわけでついでに他の日本語放送が聴けるのか試してみましょう。
中国(中国国際放送)
周波数:9,535KHz、13,640KHz、7,325KHz、11,620KHz、1,044KHz
7,410KHz、9,585KHz
時 間:07:00~09:00、19:00~25:00(1時間で1放送)
さすが中国 受信しやすさも、音質も全然良いです。しかも番組の内容も中国語講座があったり、朝鮮の声放送と比べてかなり普通。でも中国事情とか文化の分かる面白い放送をしているという印象を受けます。
韓国(KBSワールドラジオ)
周波数:9,580KHz 11,810KHz 6,155KHz 7,275KHz 9,805KHz 1,170KHz
時 間:10:00~12:00、17;00~18:00、19:00~21:00
お隣さん韓国です。韓国の普通のラジオ放送は出力が強いので日本海側だと、普通に日本のラジオを聴いていると混信したりします。当然日本語放送も聴けます。
台湾(台湾国際放送)
周波数:11,785KHz(17:00~18:00) 9,740KHz(20:00~21:00)
時 間:17:00~18:00、20:00~21:00
こちらも近い国台湾です。我が家ではすこし雑音が混ざりますが、聞き取るのには何ら問題ありません。
モンゴル(モンゴルの声放送)
周波数:12,085KHz 12,015KHz
時 間:19:00~20:00、00:00~00:30
ロシアと中国に挟まれた国、モンゴルですが果たして受信できるのでしょうか?モンゴルって相撲以外だとあまりなじみがないので是非とも聴いてみたいものですが...
周波数:12,020KHz 9,840KHz
時 間:07:00~07:27、20:00~20:27、21:00~21:27、23:00~23:27
だめだ!聴こえない。やはりベトナムとか長距離になってくると難しいのでしょうか?でも受信環境は屋内かつ窓を閉め切っているので、環境が整えば受信する事も可能かもしれません。
聴けば少しは海外気分を味わえるかも
今気軽に海外旅行ができない状況ではありますが、海外からの日本語放送は続けられています。記事で紹介した日本語放送以外にも南米の日本語放送や、キリスト教系の日本語放送などさまざまな日本語放送があります。日本語放送で異国の情報について触れてみるのはいかがですか?