根室駅からバスで40分 納沙布岬観光は2時間ぐらい要る【最東端の駅「東根室」に行こう 番外編】
今回は日本最東端の駅東根室に行こうの番外編です。
納沙布岬は案外見所が多く、真面目に見て回るには2時間かかります。
根室駅からバスで40分
根室駅前からバスがでています
バスでおおよそ40分揺られ続けることに
往復で割引になる往復乗車券が根室駅のバスターミナルで販売されています。
それを考えても結構高いですけどね
でも仕方がありません。 思った以上に根室駅から納沙布岬へは遠いのです
直線距離でおおよそ20 kmぐらいありますから
バスは根室の市街地を進みます。
15分くらいすると市街地を抜け、原野を進みます。
外の風景はもう日本の果てという感じ。
ちなみにこの納沙布周辺には日本最東端が多くあります。
日本で一番東にある郵便局、交番、学校、神社、バス停、トイレなどなど
仮の極地? 納沙布岬
到着しましたここが納沙布岬です
バス停の時刻表を見てみると帰りのバスも5本と少ないです。
あの大きな展望台はオーロラタワーです。入館料500円で、高いところから北方領土を望むことができます。
そして
白い建物は北方館と望郷の家という北方領土に関する展示施設です。
納沙布岬には北方領土の返還を願って様々なモニュメントが作られています。
ひときわ目を引くのが「四島のかけ橋」です。
それ以外にも日本全国の石を用いて作られた希望の道や慰霊碑などが多くあります。
納沙布岬の国旗掲揚台です。国旗が掲げられている場所は多くありますが、この納沙布岬の国旗は何か特別な意味を感じます。
アスファルトには北方領土の歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島が描かれています。
北方領土の資料館
北方館(望郷の館)では北方領土の歴史や日露交渉の経緯を紹介しています。
入館は無料です。
こちらは北方領土の歴史のコーナー
戦前の北方領土の生活、街並み、地名などを紹介しています。
確かにそこには日本人の生活があったのだということが分かります。
こちらは日露交渉のコーナー
戦後の日露間の関係を紹介しています。
館内に北方の島々が見れる望遠鏡があります。
覗くと、解説の音声が流れ、目を通して北方領土問題を感じることができます。
望遠鏡で北方の島々を見ることができます。
小さい点のように見えるのが貝殻島です。あの島も北方領土の島の1つで、
約3.7km離れています。
こんな感じに見えます。肉眼では白い点程度です。
日本が1937年に建設した貝殻島灯台がありますが、ロシアの支配地域のためロシアが管理しています。
しかし、管理が徹底していないのか、傾いていたり、灯台がつかなかったりと半分廃墟のような状況になっています。
こちらは先ほどの画像をトリミングしたものです。
また館内には
北方領土返還を求める国会への請願書が置かれており、来館者に署名を募って、毎年国会に提出されています。
まとめ
ここは日本人なら行くべき場所かも
「北方領土問題がある。」ということは教科書でもニュースでもわかることですが、現実として、肌で、目で見て感じることはなかなかないと思います。
しかしここには現実があります。まさにそこに領土問題があるというということをひしひしと感じました。日本人としてぜひ行っておくべき場所であると思います。
観光の注意点
納沙布岬へのバスは1日5本と少ないので注意が必要です。
また納沙布岬へのバスは約50分程度で根室駅に折り返し運転します。観光するときは1本根室駅行きを見送って、100分ぐらいの時間をとったほうが余裕をもって観光できます。
納沙布岬は100分~120分ぐらいで余裕をもって観光するのがおすすめです。
次回は最終回 日本最東端の駅、東根室駅に向かいます。